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海外FXで得た利益の確定申告の方法や必要書類まとめ

利益が出た際の確定申告に必要な書類

確定申告に必要となってくる書類は主にこの4種類です。

源泉徴収票は会社勤めの方であれば、12月頃配布されます。 会社勤めでない方は必要ありませんが、他に収入がある場合にはその収支がわかる書類を準備しておく必要があります。

社会保険料控除証明書は、生命保険・国民年金・地震保険・国民健康保険等、保険料控除に用いる書類も必要です。

年間損益報告書はあなたが一年間で海外FXにてどれだけ稼いだかをまとめた書類です。契約している海外FX業者に申請するともらえます。

確定申告書は税務署でも手に入りますが、基本的に国税庁のホームページにてダウンロードできます。

確定申告ではこれらの情報を確定申告書に記載し国税庁に提出することで完了となります。

確定申告の方法

では、実際に確定申告の方法を紹介していきます。確定申告を行う方法は以下の方法です。

先ず、国税庁のホームページより確定申告書等のページに行きます。 https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

そこで書面作成を選択して、報告書等の作成開始を押すと「印刷して提出」か「e-Tax」のどちらか選択する表示になるため、「印刷して提出」を選択します。

ページを進むと何時の報告書を作成するか聞かれますので、今年度の作成から所得税を選択します。 選択ページより全ての所得対応を選択し、あなたの生年月日を入力すると金額の入力フォームに移行します。

次に所得収入に関する入力を行います。 給与所得など各種の収入や控除額を画面の指示に従って入力していきます。 給与は源泉徴収票の金額を入力します。

次にFXの収入を入力します。 ページ下部にある分離課税の所得から先物取引に掛かる雑所得を押します。 画面が移動し入力フォームが現れます。 所得区分には「雑所得」と入力します。

取引の内訳の名称は「外国為替証拠金取引」と入力してください。 決済年月日は何も入力しないでください。

その他は、FX業者から2月に送付される年間損益報告書を用いて、前年度1年間の合計を入力していきます。 決済の手段は差金決済にしてください。

FXの利益の合計額は、差金等決済に係る利益又は損失の金額に入力してください。

次に控除に関するを入力を行います。 所得の入力画面で使った以外の控除がある場合は、案内の通りに入力してください。

次に住民税等の入力します。 住民税の納付は画面で「給与から差引き」「自分で納付」のどちらかをクリックしてください。 副業禁止の会社等に勤めていて、FXの利益を会社に知られたくない方は「自分で納付」をクリックしてください。。 これで会社にばれる心配はありません。

最後に住所・指名の入力を終えると申告書の入力は完了です。 案内の通りに画面を進めると、あなたのその年の納税額が表示されます。 「次へ」を押すと申告書の印刷画面が表示されます。

4枚を印刷したら申告書の作成は終了です。

以上が確定申告書の作り方となります。

税務署に送るにしても、住所がわからないことはよくあります。 送り先の税務署は各所在地によって様々です。

そんな時に一番早く調べる方法は、下記税務署のサイトにご自身の郵便番号を入力することです。 そうすれば確定申告書等をどこに送れば良いかわかります。 https://www.nta.go.jp/about/organization/access/map.htm

送り方は封筒に確定申告書等を入れてそのままポストに投函するだけです。

繰越控除について

確定申告で忘れてはならないものがもう一つあります。 それは繰越控除です。

海外FXでは一年間の収支でマイナスが発生していた場合は、3年間はそのマイナスを繰り越し、プラスが発生した年にその損失の金額を差し引き出来るのです。 ですので、「今年はマイナスになったから確定申告しなくてもいいや」と考えてしまってはとてももったいないです！ ただ、この繰越控除に使えるのは、FXで発生したマイナスだけですのでご注意ください！

そして損失が出たからと言って繰り越し控除の申請をしなかった場合は、後から更正ができる場合がほとんどですので、忘れていても大丈夫です。 損失が発生した年において確定申告書を提出していない場合、雑所得等の明細書と確定申告書付表を提出すれば、譲渡損失として計上することが可能です。 損失が発生した場合、忘れないようにしましょう。

確定申告が必要ない場合

ここまで確定申告をする方法を記述しましたが、実は確定申告をしなくても済む場合もあります。 その方法とは以下の3点の場合です。

海外FXによる利益は雑所得にあたります。 ですので会社員として働きつつ、年収が2000万円以下で海外FXによる利益が20万円を超えない場合、確定申告をしなくても済みます。

こちらの場合も先述の通り、38万円を超えない雑所得の確定申告は必要ありません。

しかし、前述の通り損失になっている場合には、繰越控除を行えますので、 忘れてしまうこともあるためなるべく毎年確定申告は行っていたほうが良いです。

ただし、繰越控除は確定申告をした年にのみ適応されるため、 繰越控除の3年間の間に、20万以下もしくは30万円以下の利益が発生しても確定申告を行わない場合に限り、 繰越控除分の損失は3年間持ち越すことが出来ます。

まとめ

以上が海外FXで得た利益の確定申告の方法や必要書類でした。

確定申告には時間と労力が掛かりますが、申請を怠り税務署の調査を受けると50万円未満では15％、50万円以上では20％を、納付する税額に乗じた金額を無申告加算税として納めなければなりません。
申告忘れにはくれぐれもご注意ください。
この記事があなたの海外FX生活を豊かにするお力になれれば幸いです。