海外FXのレバレッジを計算するおすすめの方法

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海外FXのレバレッジを計算するおすすめの方法

投稿日：2018年11月20日

カテゴリー海外FXの基礎知識

海外fx レバレッジ

「海外FXをする場合は、レバレッジの計算が重要」
こんなことがよく言われていますし、私も同感です。

とはいえ、

そもそもなんでレバレッジの計算がそんなに大事なの？
レバレッジの計算方法がわからない

という方も多いと思います。そこでこの記事ではそんな海外FXのレバレッジに関するお悩みを、海外FX歴3年の私の観点から解決します。

具体的には

レバレッジの計算が重要な理由
レバレッジの計算方法
ロスカットの計算
実際のトレードでのレバレッジの計算
まとめ

の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。

5分くらいで読めますし、海外FXのレバレッジに関するお悩みが解決される可能性が高いので、まずはご一読ください。

レバレッジの計算が重要な理由

レバレッジの計算が重要な理由は、そのトレードのリスクを正確に把握するためです。

そもそもレバレッジとは、トレードするFX業者に自分のお金を証拠金として預け入れることで、証拠金の何倍ものお金でトレードできることを言います。

国内FX業者では25倍までですが、海外FX業者ではレバレッジを1000倍まで効かせることができます。

しかし、実際には持っていないお金を使ってトレードをするということですので、損失を出した時には自分の持っているお金以上の損失が生まれてしまう可能性があります。

さいわい海外FX業者では国内FX業者と違い、追証のないところがほとんどですので、その業者であれば入金したお金以上の損失は生まれません。

だからといって、このリスクを考えずに、むやみやたらにハイレバレッジの取引を行うと証拠金維持率がロスカット水準に達し、強制ロスカットされてしまうこともあります。

つまり、自分の思っていた値動きと一瞬だけ反対に値が動き、その後狙っていた方へ動き出した場合でも、レバレッジが高すぎると強制ロスカットされて利益を取れなくなってしまいます。

したがって、レバレッジを計算し今の自分にあった適正なレバレッジで取引することが上記のようなリスクを回避するのに役立つのです。

この適正なレバレッジは、計算で割り出すことが出来ます。

誰でもすぐに割り出せる簡単なものなので、ギャンブルのようにレバレッジを使うのではなく、狙いを定めてレバレッジを有効活用できるようにしていきましょう。

レバレッジの計算方法

レバレッジの計算はとても簡単で、

レバレッジ＝注文に必要な円換算数値÷証拠金

となっています。

これだけだと少し分かりづらいので、例をあげます。

1ドルが100円のときに10万ドルのトレードを行う場合、トレードに必要になる資金額は1,000万円になります。

上記の場合でFX口座に10万円を証拠金として預けていたときは、

1,000万円÷10万円＝100

となり、必要なレバレッジは100倍になります。

上記のように、FXにおけるレバレッジの計算はシンプルで簡単です。

しかし実際のトレードとなると、証拠金の額や円換算数値が複雑になり分かりづらく感じてしまいます。

この記事では、そんなレバレッジの計算ツールも紹介していますので、試してみてください。

また実際のFXのトレードでは、レバレッジよりもレバレッジをかけて行うトレードの損益の方に目を向ける必要があります。

先ほど紹介したように、一瞬の値動きによって強制ロスカットになってしまい利益を取れない場合があるので、トレードを始める前にロスカット水準も確認しておきましょう。

ロスカットの計算

海外fx レバレッジ

ではここで、いくらでロスカットになるのかを計算する方法を紹介します。

それは、

強制ロスカット金額＝注文に必要な円換算数値÷レバレッジ×証拠金維持率

です。

例をあげると、

レバレッジが100倍で証拠金維持率が20％の海外FX業者でトレードをするとします。

トレード額を100万円（1ドル＝100円で1万ドル分）だった場合、

強制ロスカット＝100万円÷100倍×20％

になり、口座残高が2000円になるまでは耐えることができる、ということがわかります。

またこの数値がわかれば、この数値と今の口座残高から1ドルあたりいくらの価格変動に耐えられるかもわかります。

口座残高が１万円の場合は、8,000円の下落によってロスカットされるので、

8,000円÷１万ドル＝1ドルあたり0.8円つまり1ドルあたり0.8円の下落によってロスカットされることがわかります。

上記のように、ロスカット水準を知ることでこれからトレードする時の損失の許容量を決めることができます。

しかし実際のトレードでは数値が細かくなり計算も難しく感じてしまいますので、次で実際のトレードでも簡単に計算する方法を紹介します。

実際のトレードのレバレッジを計算する

先ほども言ったように、実際のトレードのレバレッジの計算は少しむずかしいです。ちくいち電卓で計算することもできますが、時間と手間がかかってしまいます。

そこで実際のトレードのレバレッジを簡単に計算する方法を下記の3つ紹介します。

エクセルで計算する
計算ツールを使う
スマホアプリで計算する

エクセルで計算する

表計算ソフトのエクセルでレバレッジを計算することができます。

この方法は、エクセルに最初から備わっている関数機能を使うことで計算します。

この方法のメリットは一度計算式を作ってしまえば、あとは数字を入力するだけで自動的に計算ができてしまう点です。

では方法を紹介していきます。

基本的には、レバレッジの計算式とロスカットタイミングの計算式の2つの計算式を入力するのがおすすめです。

レバレッジの計算式は、

利用レバレッジ=注文に必要な円換算数値÷FX口座内の証拠金

です。

この計算式をエクセル上に入力して「注文に必要な円換算数値」を固定にして、FX口座内の証拠金額を入力すれば、その都度適切なレバレッジが計算されます。

またロスカットタイミングの計算式は、

ロスカット金額=注文に必要な円換算数値÷レバレッジ×証拠金維持率

です。

FX口座のレバレッジと証拠金維持率は変わらないので、上の計算式の「レバレッジ」と「証拠金維持率」の項目にあらかじめ数値を入力しておきましょう。

加えて、取引で必要な円換算数値をその都度入力すれば、その都度FX口座内に保持すべき最低金額がわかります。

上記の2つの計算式は最低限のエクセルの関数が使えれば、誰でも簡単に使うことができます。

1度計算式を作れば、そのあとレバレッジを計算する時間が大幅に短縮されるのでぜひ試してみてください。

計算ツールを使う

インターネット上でも簡単にレバレッジを計算してくれるサイトがあります。

JisakusoftOkiba　(http://fxsoft.x0.com/fxsimu/)というサイトで簡単にレバレッジを計算することができます。

これは、数値を入力するだけで自動で計算してくれるツールになっています。

エクセルで計算式を入力するのが難しい方は試してみてください。

スマホアプリで計算する

「PanecalST」という電卓のアプリでも計算することができます。

このアプリは1度計算式を入力するとその計算式が登録されるので、次回以降レバレッジを計算する場合は、前回の計算式を少し編集するだけで済むのです。

その上先ほど紹介したロスカットタイミングの計算式も登録しておけば、これからトレードする金額の総額を入力するだけで、ロスカット水準が自動ではじき出されます。

パソコン上で、レバレッジの計算をしたくないという方やトレードをスマホでされる方にはおすすめのアプリになっています。